南国のちょっと変わった赤い果物、ドラゴンフルーツ。
この子はヒモサボテン属の仲間で、細長いサボテンから成る果物です。先日マンゴーの種を植えてみて、発芽に成功することができたので、色々と自宅栽培できる果物を調べていました。そうしたらドラゴンフルーツが出てきて、栽培している方の情報を見て、「ドラゴンフルーツの苗がすごい可愛いし、細かい種がいっぱい蒔ける。全部発芽したらすごいことになるんじゃない!?」と調子をこきました。運よく地元のスーパーでドラゴンフルーツが売っていたので、早速購入して蒔いてみました!\(^o^)/
実験をふまえた種まき&発芽物語をお伝えします♪
ドラゴンフルーツはこのような感じ
地元のスーパーで売っていたベトナム産のドラゴンフルーツ。
赤いとげとげした姿はまさにドラゴンの卵のよう。今まで気にしていなかったので、売っているのに気付きませんでした。ちょっとしぼみ気味ですが、状態は悪くなさそう。大きくて素敵な果物です。
包丁でぱかっと開けてみると、白い果肉と黒い細かい種が出てきました!
ドラゴンフルーツは赤い果肉と白い果肉の二種類があり、赤いものは一人で受粉ができないようで、単一受粉ができる白いものがお勧めとのことです。
肝心の味は…なんだかキウイフルーツとピーマンを足して割って2の感じ。最初にキウイが来て、後からピーマンの風味?(/ω\) 甘味はあまりありませんでした。家族には「何これ~?」と不評でした。
外国産のものは熟れる前から採取してしまうからあまり甘くないそうで、本来ならもっと甘いそう。本当のドラゴンフルーツはキウイ&ピーマンじゃないのかしら?
種取り作業
よし!肝心の種取り作業を開始!
ピンセットとスプーンを使って、キッチンペーパーに種を並べていきます。10分程度で飽きましたが、種は全然減らないので根性で頑張ります。20~25分ほど格闘し、結構沢山の種を採取することができました。
種の周りにはねばっとした膜のようなものがついています。ちょ、ちょっとカエルの卵みたい…?(/ω\)
一夜明けて乾燥させると、ぱりっぱりになっていたので一生懸命はがしてパックに入れました。膜のようなものは乾くとキッチンペーパーにくっついてしまって苦労したので、乾かす際はビニールのような、つるっとしたものの方がいいかもしれません。
母が何を思ったのか粒を数え始めました。
数えるのは狂気の沙汰だと思いましたが、母は「折角なら数が知りたい」と根気強く数え続け、全部数え終えました。その数、約1250粒。
1000超えた!(”Д”)
個人的には500超えてるくらいかな~と思っていただけに、1000越えは予想していませんでした。下のパックに500、500、250に分けました。これを蒔いたらいったいどうなるんだろう~。わくわく(*ノωノ)
種まき
種まきは6月10日に行いました。
大きい鉢を用意します。土は100均の種栽培用のものを購入。と、ここで種の発芽用に土を殺菌するものが必要と判明。オキシドールやらなんやらよく分からなかったので、家に何かないかな~と思っていたら、ちょうど良いものを発見しました。「え~、これやばくない?」と母に言われましたが、私は気にせずに使いました。
ええ、私は犬用の除菌スプレーを噴射しました(笑)
植物性由来って書いてあったので、ワンちゃんにも優しいなら、植物の身体にも優しいかな~?と思って。殺菌もしてくれるし、効能は一緒ですよね?でも、よい子は絶対に真似をしないでください(/ω\)
そして、種をゴマ粒のように手でぱらぱら~と蒔きました。大きい鉢に500ずつ、小さい鉢に250。除菌スプレーのせいで全滅したらまずいかな~と思って、小さい鉢には噴射しませんでした。
腰水をして絶えず土を湿らせながら、日陰で管理。芽は出るかな~?と首を長くして待っていました。すると…。
出て来た!
写真は一週間後くらいのものですが、発芽が確認されたのは植えて4日後の事でした。最初はゴマ粒に変化はありませんでしたが、なんか動いているような…と思ったら、次の日には緑色の芽が。その後次々と発芽していきました。
下が6月18日の写真。
まんべんなく芽がちょこちょこと出ております。我流のやり方でしたが、無事にたくさん発芽してくれました。除菌スプレーの力か!?(笑) いえ、大きい鉢だけではなく、小さい鉢の方にも発芽は確認されました。除菌はあまり関係なかったかもしれませんね。
種まきパート2
この発芽に気をよくした私は、ドラゴンフルーツがまだ残っていたので、もう一度種を採取して種まきをしてみることにしました。ずぼらな私はすごく雑になり、生乾きのままの種と、果肉の付いた種を蒔いてみることにしました。今回も約1000粒(数えてませんが…)を、二鉢に蒔きました。
以前の失敗をもう一度繰り返し、キッチンペーパーの上にまた乗せてしまいました。学習しない私…orz
ペーパーがびりびりに破けても、気にせずそのまま鉢の中へ。種用の土はもう残っていなかったので、普通のプランターの土を使用。念のため犬用の除菌スプレーをこちらにも噴射しました。腰水で日陰管理です。
二つ目の鉢は白い果肉をそのまま置いてみることに。
土は同じプランターの土を使用。こちらも念のため除菌スプレーを噴射して、腰水をして日陰で置いて待ってみます。果たして、こんな雑なやり方で発芽はするのでしょうか…?
6月25日の約一週間後。こうなりました。
↓ キッチンペーパーの子供たち
↓ 果肉付きの子供たち
めっちゃ出てきた!
発芽率は真面目に育てた一番隊に負けますが、しっかりと発芽しています。適当なプランターの土で、まともに洗っていなくても芽が出るんですね。
しかし、結果的には発芽成功なのですが、果肉が付いている方は虫がたかってエライことなりました。あと、土にわけの分からないイモムシが発生してしまいました…(”Д”;) 衛生上、果肉付きはお勧めしません。やっぱり雑なのは駄目ですよね(笑)
結果、ドラゴンフルーツ恐るべし!
一番隊の苗のその後
6月25日、最初に蒔いた組はこのような感じになりました\(^o^)/
緑わさわさ~♪ 後から発芽する子もいますので、芽はどんどんと増え続けています。10日後ほどで腰水は卒業し、毎日の水やりに変更しています。まだ双葉なので日陰でも大丈夫かな~?もうしばらくすると双葉の真ん中からサボテンの棘が出てくるそうなので、楽しみです!
250個蒔いた鉢(下)は、どことなく発芽率が悪いような…。やっぱり犬用除菌スプレーをしていなかったからかな?(笑)
って、こんなに大量に苗を出して、私は一体どうするつもりなんでしょう。
発芽率50パーセントだとしても、1000以上の苗がいることになってしまう…。これから間引きをしたり淘汰されてしまう子もいると思いますが、それでも数は半端なくいると思います。千個のドラゴンフルーツ。夢のようで楽しいけれど、現実的に考えて無謀すぎますな…。家が埋まってしまう(/ω\) うん、なるようになりますね!(笑)
本日のドラゴンフルーツの元気の出るお言葉
「限界はないよ。暗闇の中、震えていないで。どんな境遇でもきっと光は差し込むから。自分の殻を突き破ろう!」